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労働基準法の基礎知識

知らないと怖い!?経営者なら知っておくべき労働基準法の基礎知識
年休をとったとき、皆勤手当をカットしていいの?
年休取得の不利益取扱い

会社は従業員が年休をとったことを理由に、賃金を減額する等の不利益な取扱いをしてはなりません。
労働者の年休をとる権利は、労働基準法で守られていますので、年休をとりにくくなるような制度をつくることは違法とされます。

一方、「皆勤手当」は一般的に基本給とは別に、精勤した従業員に対して報奨的な意味で支給されるものが多く、その支給の条件は会社の任意です。基本的に、年休をとった場合に皆勤手当をつけるかつけないかは、会社が自由に決められるべきものです。

「年休をとったとき、皆勤手当をカットする」という措置は違法なのでしょうか?

この問題については、最高裁の判例があります。
最高裁は、会社の措置の違法性については、
・ 制度の趣旨、目的
・ 労働者が失う経済的利益の程度
・ 年休取得に対する事実上の抑止力の強弱
などを総合した上で、総合的に判断されるとしています。

皆勤手当を減らすことで、労働者が失う利益がそれほど大きくなく、年休をとれなくするほどのものではないと判断されるなら、会社の措置は有効であるといえるでしょう。

しかし、この問題は個別の事情により非常に微妙な判断が求められますので、「年休をとったら皆勤手当をカットする」というような決まりは、つくらないほうがよいでしょう。

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